フジゲン工場ブログ

ギターメーカー「フジゲン」直営オンラインショップのスタッフによるブログ。
工場ならではの、生の情報を発信していきます!

カテゴリ:スタッフ日記 > MICKブログ

こんにちは。MICKです。

松本地方は桜が満開となりました。大町は松本よりも標高が高いので、

まだ満開までにはなっていませんが、今日は暖かいので満開になるかも

しれません。普通、ここで写真と行きたいのですが残念ながら写真はありません。



以前のブログで、10数年超しのお客様のオーダーについて触れましたが、

BODYの加工が終わったので紹介いたします。
ttlmb
ttlmaho

TOPの木材はマーブル材です。センターの接ぎ部分にはマスキングテープが

貼ってあります。このマーブル材は、小さなフシ穴がたくさんありますので。

接着時ににじみ出たボンドが、穴に入らないようにするためです。

BACK材はマホガニーです。中央部に溝加工が見えます。これは配線材が通る

トンネルです。そしてTOP材とBACK材を貼り合わせます。当社では縦貼りと

呼んでいる作業です。バンドソーでアウトラインをラフに切り抜いて、ルーター

での加工が始まります。ttl1
ttl2

今回は、NCルーターではなくピンルーターでの手加工です。Kennyが担当です。
ttl4
ttlmaho2

電気パーツはBODYの裏側から取り付けます。

このあとは、サンディングを行い、その後塗装作業となります。


ではまた!!

MICK IMAFUKU

こんにちは。MICKです。

雨の月曜日となりました。こんな日は朝から景気のいいハードロックを

聴きながら出勤です。今朝は70’Sのマイケル シェンカー率いるUFOのLIVE盤。



ところで、本日のタイトル「ヤスリ」ですが、ナットの弦溝を切るための

ヤスリの事です。こちらです。
yasuri

柄の部分が赤、青、黄色の3色に分かれています。赤は1弦と4弦、青は2弦と5弦、

黄は3弦と6弦となっています。
yasuri2

使い込まれたヤスリです。相手が牛骨や樹脂なので、長年使用する事が

出来ます。使い方は普通です。
yasuri3

写真撮影のため左手は映っていませんが、左手はNECKをしっかり支えましょう。

フジゲンでは、弦溝のピッチを正確に揃えるため、専用の機械で溝切り

します。ただ、ギリギリまで弦溝を機械で切り込むのはリスクがありますので、

仕上げの溝切りは専用のヤスリで手で切り込むのです。弦溝の深さに関しては、

エレキ、アコス、ガット、ベースなど様々なスタイルの弦楽器がありますので

一概には言いませんが、エレキの場合にはなるべく低くなるように切り込むのが

好まれています。弾きやすいし、ピッチが良いと言われています。ただ、ビレやすく

なりますし、ナットの交換時期が早まります。悩ましいですね。

続く。。。



本日はこの辺で!

MICK IMAFUKU


こんにちは。MICK です。

先回のブログでは、TALONを長年使われている方より、非常に嬉しいコメントを

頂きました。ありがたい事です。ちなみに、TALONとは、猛禽類の鳥の爪の事です。

TALONもELAN(エラン)も私がネーミングしました。(単に、誰も考えてくれない

だけです。)





かつて、渋谷の道玄坂にカスタムハウス渋谷店がありました。

15年くらい前でしょうか。私は渋谷店で接客、販売を行っていました。

その当時の常連のお客様より、10数年越しのオーダーメイドの依頼を頂きました。

そのお客様(これよりT様とさせていただきます。)の了解の元、製作過程を

ブログでご紹介いたします。

T様が選んだ木材です。
marble

マーブルという名称の木材ですが、恐らく「クス」の仲間かと思います。

写真の左側がネック ポケットとなります。これをBODYのTOPに貼ります。

BODYの裏側はマホガニー材となります。形はまだ秘密ですが、いずれ加工すれば

分かります。NECKは、極上のインドローズとなります。ちなみに、製作担当は私では

ありません。「Kenny」が担当です。

木材のシーズニングが終わり、これより製作開始となりますので、完成までの間、何度か

取り上げたいと思います。

tennai3

tennai2

tennai1

当時のカスタムハウス渋谷店の様子です。GFがたくさんありました。

今でも人気があるモデルです。(現在のラインアップにはありません)



それでは!!

MICK  IMAFUKU


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